物体が地球に落ちるときの加速度

1は物体の質量で、物体の大きさは無視できるほど小さいとします。
Fを力、aを加速度とすると

F=ma

であり、またGを万有引力定数、rは物体と地球との距離で、mEを地球の質量とすると

F = G  \frac{m_1 m_E}{r^2}

であるので、m1にかかる力と加速度をそれぞれF1、a1とすると

F_1=m_1a_1= G \frac{m_1 m_E}{r^2}
a_1 = G \frac{m_E}{r^2}

逆にmEのときFE、aEとすると、

F_E=m_Ea_E = G \frac{m_1 m_E}{r^2}
a_E = G \frac{m_1}{r^2}

となるでしょう。

もしm1が地上にあるような物体なら、地球と比べて無視できるくらい軽いので、

a_E \approx 0

となるので、相対加速度は

a = a_1 + a_E \approx a_1

となります。

しかし、m1がブラックホールの質量だとしたらどうでしょう。
このとき地球にかかる加速度aEは無視できないほど大きいはずです。

とすると地球とブラックホールの間にかかる加速度aBEは、

aBE = a1 + aE

a_{BE} = G \frac{m_1 + m_E}{r^2}

なるのではないでしょうか?
つまり、二物体m1,m2間にかかる加速度は

a = G \frac{m_1 + m_2}{r^2}

となります。

2025年11月12日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です